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紫色のクオリア (電撃文庫)
うえお 久光 / アスキーメディアワークス グループ:Book /ランキング:3643 価格:¥ 641 / ユーズドストア ¥ 259 より 発売日:2009-07-10 /在庫あり。
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カスタマーレビュー
おすすめ度: ただのライトノベルにしておくにはもったいない とある有名な詩人は言いました。信じることは生きる源と。テーマはこれだと思う。 量子論というハードSFの王道ネタを用いており、ライトノベルレーベルから刊行されているものの、大人やSFマニアに、しかし青春小説としてライトノベル読者――つまりは若者――にもお勧めしたい1冊。 エンターテインメントの枠に落とし込めているにもかかわらず、先にも述べたテーマ性もしっかりと感じことができることは、著者の力量を十二分に垣間見ることができる結果と相成っている。 本当に、ただのライトノベルにしておくにはもったいない。 認識の相違をキーワードにしてSF展開に進む 自分以外の生き物が全てロボットに見える、ロボットと人間の区別がつかないという少女、毬井紫と友人になった少女、波濤学は、ゆかりの友人でありながら彼女に憎悪を抱いている少女、天条七美と反発したり近づいたりしながら、普通の学校生活を送っていた。 しかし、ゆかりと一人の殺人鬼との出会いが、普通とは少し変わっているけれど平凡な日常をどこかへ追いやり、まなぶにななみが抱いている憎悪の理由を悟らせることになる。まなぶの機能拡張がなされることを代償として。 クオリアの相違という変わった設定はあるけれど、日常のドタバタをまったりと描いていくのかなと思わせる第一章から、第二章ではまなぶを主役として、思いっきりSF的な展開へと変わっていく。 一言でいえば並行世界での試行錯誤なのだが、感覚的にいってこのジャンプの仕方が半端じゃない。そして、ジャンプして戻ってくることで、ゆかりという人物に対する深みと、まなぶという人間の徹底ぶりが理解できるようになっている。 第一章の展開を引き継ぐべきなのはこの回帰した後の世界なのだが、そこは描かれることはない。まさに不確定だ。ただ、あらゆる可能性を検証した上でその経験を捨てたことで、まだ生まれていない可能性を選択できる可能性が生まれたことは確かだと思う。 すげぇ ヤバい。余韻度が半端じゃない。読了後しばらくは、頭から離れない。 これは、ラノベとか抜きで万人に読んで欲しい一冊です。 いやSFを全然読んだことのないオタクが妄言抜かしてるとかじゃなく。 てか、萌えとか絵以外にあったか? これはまさしくラノベの皮を被った、傑作ハードSF ライトノベルの雄、電撃文庫から刊行されており、イラストもラノベっぽく可愛らしいイラスト。 登場人物もほぼ女子高生ばかりと、まさしくラノベそのものなのだけど、それはあくまで世を忍ぶ仮の姿、 内容はばりばりグレッグ・イーガンな、傑作ハードSFでした。 ネットなどで評判だったので、手にとってみたところ、なるほど、これは評判になるなと納得。 分かりやすいながらも、しっかりしたSFで、しかもかなりハードな内容。 トライ&エラー。 この言葉の何と重いことか。 前半は、人が何故かロボットに見える不思議な少女の日常話なのだけど、中盤以降の展開は、 本編でも書かれているように急転直下、まさかラノベでこんな話が読めるとは、と目から鱗な感じでした。 可能性を喰らい尽くす化物の、何と恐ろしいことか。 いやはや、読んでてワクワクして、とても愉しかった。こういう作品もあったりするから、 ラノベも全然侮れないよなぁとつくづく実感した次第。 うえおの本気 同作者の「悪魔のミカタ」の長さにちょっと唸ってしまう自分や、うえお久光に手を出しかねている人にオススメの一冊。 人間がロボットに見える少女とその友達の話。前編後編と分かれており、雰囲気が結構違うので面食らうかも。 とはいえ、作品が長くなりがちで、伏線を散らかしまくった挙句にちゃんとまとめてしまううえお久光の力量がたった一冊で垣間見えるのはなんといってもお手ごろ。 個人的には最高傑作として推したい。 関連するリストマニア |
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