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カスタマーレビュー
おすすめ度: 性描写がなければ短編 人間関係は簡潔で 時代背景もほとんど主人公たちには影響無し 長い性描写を除けば 極めて短くなる話 楽しく簡単に読める! 上巻302p・下巻293pの読み応えある作品です。 全て読みきれるか不安に思う方もいるかと思いますが、 終始平易な文体で書かれ、また随所にユーモラスがちりばめられているので、飽きがこないようになっていると感じました。 登場人物全てが色濃い存在で、かなり親しみを感じる人物もいれば、激しく憎しみを覚えてしまうような人物もいました。これほど感受移入してしまうのは、一人一人に弱い面や人と明らかに異なるあるからだと思いますが、その弱い面や自分の偏向性を皆が見つめています。それゆえに登場人物全員が読者を魅了します。 時々性描写があり、赤面してしまう方もおられると思いますが、僕はこの性描写も好きです。なぜなら、ただ売れるために書かれたものではないと強く感じるからです。むしろこれがないと「愛」の形が表明的なものとなってしまい、作品全体が壊れてしまいます。激しい描写もありますが、僕は村上さんの性に対してオープンな姿勢が好きです。 非日常的経験や、ドキドキ感を味わえることは間違いありません。 ALL THINGS MUST PASS この本を読み終わったとき、(JOHNがLIVING THIS CRAZY WORLDと歌ったように) 世界はなんて無常なものだろうとおもった。人は必ずいつか死ぬし、時間は自分が何をしていようが無常に過ぎていく。時間は限られている。誰もが運命から逃れることは出来ない。 そばにあるものは必ずいつかなくなるし、その重要性に気付くのは、いつだってそれをなくした後だ。 誰もが自分の理想を追い求め、理想を実現するべく前に進もうとするが、なにもかもが思い通りになるはずはなく、自分の居場所もわからず、理想の森をさまようことになる。 そういう意味で、この世界全体がノルウェイの森であり、そこかしこに野井戸があいている。 野井戸の深さは落ちた人にしかわからない、ワタナベが直子の闇の深さを認識できなかったように、人の心の闇はその人自身にしかわからないのだ。 だが、それでも、この世には愛がある。愛だけは世界を救うことが出来る。だからレイコさんはBeatlesを歌ったのだろう。 この本には人生の教訓、楽しみ方、うまくやりぬく方法がつまっている。つまらないという人もいるが、この本が面白いという人ばかりだったら、世界はゆがんで、教室は静まり返り、窓の外を眺める人ばかりになるだろうと思うので、それはそれで良いと思うが、僕はこの本を好きな人と友達になりたい。 ちなみにこの本を読むときは「SEA CHANGE」、読み終わったら「KID A」を聞くのが良いと思う。 単純に、面白い 88年ころの高校2年生か、3年生のころに読みました。 残っている印象は、やたら人が死ぬ、やたらすぐに寝るということだけでした。 ただ、面白くて一気に読んだ記憶があります。 2010年、39歳、レイコさんの年で改めて読み直しました。 それも初めての病気入院のベッドの上で。 やはり面白い。一日で一気に上下二冊を読みました。 そして、ああ、こんな話だったのかと初めて読むように面白く読めました。 何が面白いのかと考えるに、表現の軽妙さもさることながら、 主人公のワタナベくんのこだわりのなさ、川に流されるように漂う感じが 物語が次にどうなるのかと読ませられてしまうのだろうと思います。 ただ、最後、さすがにワタナベくんとレイコさんの話には驚きましたが。 あら、びっくり、そうくるか、とさすがに39歳でも思いました。 人間の内面を描いた作品 初めて読んだときには、はっきりいって何がいいのか全くわからなかった。 それどころか性描写が多かったり、まわりくどい表現に嫌悪感すら感じた。 しかし、2回、3回と読み返すうちに、人間の内面の描写の奥深さに感嘆し、この作品を見る目が180度変わった。 村上春樹作品全般にいえることだと思うが、この人は人間の心の奥、喪失感や孤独を描くのが本当にうまいと思う。 この作品もしかりだ。登場人物の心の動き、孤独や悩み、葛藤や喪失感が実にうまく描かれていると思う。 村上作品はかなり好き嫌いが分かれるし、あわないと感じる人の気持ちもわかる。 しかし、この作品を評価するのであれば、2回以上読んでみてからにしてほしい。 関連するリストマニア |
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