アイテム詳細
犬は吠えるがキャラバンは進む
小沢健二 / EMIミュージック・ジャパン グループ:Music /ランキング:2007 価格:¥ 3,059 / ユーズドストア ¥ 845 より 発売日:1993-09-29 /只今品切れ中
カスタマーレビュー
おすすめ度: 幕あけ 小沢健二ソロの幕開けって感じです。 LIFEほどにぎやかじゃないけど、聞いていてわくわくする音楽です。 1993 フリッパーズ・ギター解散後、全く違う音楽性で第一歩を踏み出した小沢健二。サラッと聴くと地味に思えるが、よく練られた歌詞とムダのない音は、聴き込むほどに発見も多い。彼の見つめている方向と音楽に対する誠実さは、ちゃんとした聴き手には間違いなくアピールする。 思い出の中の恋人のようなアルバム ずーーっと心の中に思い出として生きている、 別れてしまった恋人のようなアルバムだ。 例え今付き合っていたり結婚していたりする相手がいたとしても、 忘れられない人がいる。もう一度付き合いたいとかじゃない。 そういう人が僕にもいる。 小沢健二の『犬は吠えるがキャラバンは進む』は、 自分にとってのその人だったり、 自分のそういう感覚だったりにとても似ている。 分からないかもしれないけど、そんな感じ。 さあ、ここからちょっとまじめにレビュー。 フリッパーズギターが好きで、最初にこの作品を聴いた時には正直よく分からなかった。 だけど、何度か聴いたら (当時はCD買うこと自体自分にとって大きな散財だったし 1枚を何度も聴いたものだった)、 それは徐々に身体に心にフィットしてきた。 気が付いた時には自分にとってとても大切な作品になっていた。 何度も何度も繰り返しその言葉にメロディに音に耳を寄せた。 まずサウンド。 傑作と言われる『LIFE』にあるようなピカピカした感じは、 この作品にはない。最低限の音数。 そして言葉。歌詞カードを読むだけでもまるで本を読んでいるような感覚。 言葉が持つ力を強く感じた。 そして歌声とメロディ。 こんなに儚くて優しくて弱くて寂しくて強い歌声とメロディは 他に感じたことはない。 『LIFE』は過剰になることでその中にある本質を突き付けてきたが、 この作品では本質を本質のままで提示しているように思える。 僕にとってとても大切な作品。 どうしても駄目なとき、駄目な人に聴いてもらいたい 理由はわからないけれど、名盤だと断言しちゃいたい。 評論家でもミュージシャンでもないので なぜ名盤なのか解明する事は不可能だけれど。 リアルタイムで小沢健二を聞いたわけじゃなく 何かの偶然でこのCDを手にした。 天使たちのシーンを聞く。 包み込むように心に響いてくる なぜかは 曲の温かさだったり、詩の言い回しだったりするんだろうけれど 余計な解説や分析は野暮だと思った。 感じたままに、響いてくるままに聞くのがベストなんだと。 歌詞カードもみません。 必要な時に必要な音楽に巡り会った偶然も大切にしたいし この曲を聴いた事で得られた何かをやっぱり大切にしていきたい。 「本当に大切なもの」 山下達郎さんが以前、「人間本当にダウンしてるときは音楽なんて聴けない。」ということをおっしゃっていましたが、そんな時でも、そんな時だからこそ僕を支えてくれた奇跡の1枚。音楽的には70年代前半のアメリカ音楽に対する憧景が感じられ、音程の危なっかしいうたとセンスのいいギターを中心にした隙間の多いバンドサウンドが気持ちいいです(特に故青木達之さんのドラムスが素晴らしいです)。ただ、こういった音楽分析的なことが全くどーでもよくなるくらい、音と言葉が体に染み渡っていきます。もともとフリッパーズ・ギターは大好きでしたが、初めてTVで「天気読み」のCMを見たときの衝撃(映像ではなく、言葉と音の衝撃)はあまり経験したことがない、またこれからも経験することのないような類のものでした。いつも1人で、強がりで、でも何も信じられないすべての跳ね返りの人へ。 関連するリストマニア |
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