(最近購入したもの-3)
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○20年以上の活動暦を持つUKを代表するバンドの新作。海外の諸サイトでの評価が高かったため興味を持った。純粋に音楽以外の部分でも話題の作品のようだ。だが、そういう前知識なく聞いてみた感想は、現在のロック・バンドにしてはとてもメロディーが親しみやすく、ストレートなロックサウンド、また日本人の「泣き」ポイントを突いてくる歌謡性が高いロックという印象。個人的には好印象の一枚。
○最新作「IN LOVE AGAIN」のあまりの完成度の高さに、発売当時スルーしてしまった本盤を購入。一時期創り出す作品に冴えが感じられない時期があったが、本作は素晴らしい。別に従来と作風を劇的に変えたわけではないのだが、純粋に収録曲10曲のクオリティが半端なく高い。彼女の艶のある歌声を支えるAOR風の演奏の渋さとレベルの高さにも是非耳を傾けて欲しい。特に最終2曲がとても感動的。
○小西康陽氏が編纂したサンプラーで「僕のピアノのそばにおいで」という名曲を耳にし早速本盤を購入。日本人には珍しくシャンソン等ヨーロッパ音楽の影響が感じられる人で、その洒脱さは大貫妙子に通じる。本盤収録のシャンソン「コムダビチュード」、これ「My way」の原曲だったのですね。他にも椎名林檎嬢の隠れ名曲「化粧直し」のカバー等、とにかく素晴らしいオーラを発する、力強い彼の歌声を是非聴いてほしい。
○NHKの語学番組で偶然ゲンズブールの存在を知った。その生涯はかなり破滅的な人だったようだが、この人の出す語り掛けるような歌い方の色気が凄い。本盤はゲンズブールの最高傑作の名高い、「メロディ・ネルソン」という若い女性との偶然の出会い〜破滅的な甘い生活〜彼女との突然の死別を綴ったコンセプト・アルバム。サウンド的にはファンクの色が濃く、音数少ないサウンドに乗ってゲンズブールが色気ある語りを始める。名作。
○前知識が全くない状態で購入したが、2枚目のアルバムらしい。後から調べると、アーティストからの共演依頼も多い人で、割とケイトブッシュとの比較評を目にする。確かにケイトを連想させる不思議な浮遊感を持ったソプラノボイスの持ち主。バッキングのサウンドはクラリネット等を使ったクラシカルなものに突如ロックサウンドを混ぜ込んだりして、展開が読みにくいところが逆に癖になる。これからの活動が楽しみなニューカマー。
○元ピチカートの小西氏のサンプルCDでのボーカル参加で、その艶ある声に魅せられた人。Paris matchというユニットのボーカルの様だが、本盤は彼女初のソロアルバム。とにかく参加陣が豪華なのだが、極めつけは筒井京平が曲・古内東子が詞・富田恵一がアレンジというまさに黄金トライアングルで作られた名曲「恋をする」だろう。他にもキュートな良曲多し、恋をする全ての大人の女性に推薦。
○今さらながらキョンの魅力に惹かれたタイミングで、公式が凄い燃料を投入したので早速購入。小泉との接近度考察など、言ってみればいわゆる「腐女子」の方々をターゲットにした内容といっても過言ではない。ただ読み物としても純粋に楽しめました。個人的にキョン役の声優杉田智和氏のファンなので、小泉役の小野大輔氏2人揃った声優インタビューは思わぬ収穫。純粋にこの2人のファンの方はお早目の購入を。
○原作者の羽海野氏がゲスト出演した某番組でこの作品に遅まきながら出会うことが出来た。調べてみると過去にもヒット作を出した実績のある有名作家らしい。そんな前知識全く無しな状態で作品に向かった印象を。将棋の世界が舞台の作品だが、よく勝負世界を扱った漫画で重視されがちの対局シーンやその結果よりも、主人公桐山が突然プロ棋士の道を進まざるを得なかった背景や、彼の心理描写に重心をおいている処がいかにも(下へ)
○女性作家の作品らしく興味深く読んだ。またこの作品の舞台が下町・佃島というのも良い。作品を通して描かれる隅田川沿いの風景・風情がよく研究されておりとても美しい。いきなり過酷で孤独な道を歩むことになった彼を見守る、3姉妹や高校の教師等の温かさが彼を少しずつ強くしていく。主人公だけでなく、主人公の人生で関わることになる人物達の描き方も実に魅力的だ。彼の棋士ライバルとなる二階堂や、主人公の先輩棋士(下へ)
○であるスミスや島田達もそれぞれのドラマチックな棋士人生を持っており、それらが丁寧に描かれているのも魅力の一つと感じた。あと、この作品全般に出てくる料理が実に旨そうである。3姉妹の祖父が経営する和菓子屋の「三日月焼」や、ヒナの作った唐揚げと温泉タマゴの乗ったカレーは是非食べてみたい。いろいろな側面からこれからの展開が非常に楽しみな作品に出会えた。島田棋士が主人公達をどう育てていくのか楽しみである。
○別のリストマニアでも挙げさせて頂いた前作の「People」からさらに7年のブランクを空けて小坂氏がポップフィールドに戻ってきた。さすがに傑作であった「People」に比べると各曲の完成度は劣る。しかしアルバム全体に感じられる誠実な音楽魂は健在なのが嬉しい。個人的favoriteは「シェルター」。小坂氏にはこの曲のようなシンプルなサウンドに乗せて慈愛を歌うスタイルが一番堂に入っている。
○迷走していたMariah Careyを再生させたキーパーソンとしてでなく、今最もR&B界で旬なプロデューサーである彼の2枚目のソロアルバム。この人の声自体には厚みが無く正直魅力を感じないが、バックに据えられた近未来風テクノサウンドが実に面白い。声自体も加工を施したりしてかなり創り込んだ感じのする職人肌のアルバム。難をいえばもう少し耳に残るメロディーが作れればなお良いのだが。
○自分が敬愛する大貫妙子氏が、音楽評論家ピーター・バラカン氏とのインタビューで推薦盤として本盤を挙げたのが購入のきっかけ。一聴して鳥肌が立った。なんと癒される声と美しいストリングスアレンジだろう。AOR好きには知らない人はいない程の名盤だが、ソフトな音楽をお好みの方は是非聴いていただきたい。個人的ベストチューンは、初Kenny経験となった、ストリングアレンジが美しい「House Of Gold」。
○上で挙げた「Kenny Rankin Album」と同時購入した本盤。個人的にはこちらのほうがリピート率が高い。アレンジは控えめな曲が多いが、音楽的スリルはこちらの盤の勝利。「In the name of love」の変幻自在のジャズ・スキャット的歌唱センスや、ひたすら清閑で美しい「Killed A Cat」の卓越したメロディセンス等、全ての音楽好きに推薦したい盤。さらに彼のアルバムを探求したい。
○晩年は傑作アルバムを連発したにも関わらず、乳癌のため46歳の若さで亡くなったジャズ・ボーカリスト。本盤は彼女が死の1年前最後の来日公演を果たした時のライブ音源の待望のCD化。この時は彼女自身も余命が長くないことを知った上での来日で感慨も深かったことだろう。とにかくシンプルなバンド演奏に乗せて弾き語りで歌われる言葉一つに尋常でない重みと説得力を感じる。もう少し長生きして欲しかった、必聴。
○最近某海賊漫画の剣士×料理人のBLに嵌ってしまった自分にとって宝物の一冊。この方は本カップリングでの活動暦が長く、初期の本の再録等は某同人買取ショップやオークションで超高値で取引され、なかなか読める機会がなかった。そんな自分にとってこの方の初期の作品をこれ程のボリュームで読めるのは嬉しい限り。これからの活動も期待しております、139様。
○今さら説明不要の錬金術ファンタジー。本巻は物語の結末も近いと思わせる人間とホムンクルスとの最終決戦の一部が描かれている。個人的に物語初盤で命を落としたヒューズ准将がとても好きな人物だったので、その仇エンビィーには嫌悪の感情しかなかった。本巻ではヒューズの戦友であるロイとエンビィーとの宿念の決戦が中心。だが、自分がエンビィーに対してこんな感情になるとは・・・最後まで結末を追いかけたい作品。
○各所で絶賛されていた、自作自演の「ジャズ・ポップス」畑の人の2枚目。丁度Norah Jonesのスタンスと近い。最近この手の女性歌手が増えているような気がするが、この人の特徴はその声だろう。一聴暗い声質のように思えるが、暗いというより年齢(20代前半)不相応に落ち着いているといった方が良いか。静かで似た曲調が淡々と続くので。個人的にはもう少し刺激が欲しいかも。でも好盤には変わりない。
○ジャンプ連載作品では、いわゆる王道でない「かぶき者」路線を突っ走る、鬼才空知氏のSF時代劇の2作品。漫画は担当編集者と作者が、「どうやったら読者人気が上がるか」を中心に毎週のストーリーを詰めていくのが王道だろう。空知氏にも担当編集はもちろんいるし、ミーティングもしているのだろう。が、空知氏自体があまり「読者の喜ぶ展開・人気キャラの登場頻度を上げる」等のようなことに捉われず、割と(下へ)
○「好き勝手に」作品を紡いでいるのが読む側にも伝わる。だから特に最近の長編についてはファンでも賛否が分かれるようだ。しかしその姿勢を空知氏から奪ってしまったら、この作品自体の魅力が崩れると思う。だから今のままで良いのだ。受け取る側は去るのも追いかけるのも良しなのだから。自分としては空知氏の作品執筆の「好き勝手」なスタンスを支持したい。(29巻の「白血球王」編等はゲーム好きな空知氏の趣味が全開。)
○中期ピチカートの秀作。前作「overdose」は割と米受けしそうな仕様だったが、その反動かヨーロッパ、特にフランスの香りを感じさせる。といってシャンソン風サウンドというわけでなく、「ジェット機のハウス」のハウス、「アイスクリーム・・・」のようにラップを取り入れたりと当時の流行を敏感に取り入れたバラエティ豊かな構成。個人的にブリジット・バルドーが60年代にヒットさせた「コンタクト」のカバーが秀逸。
○後期ピチカートで一番実験精神が旺盛なアルバム。歌ものとしてよりも完全なクラブ仕様の構成になっており、サウンドも無機質の太いピートに支えられている。個人的にはあまり好きな作品ではないが、それでもナレーションをフィーチャーした小品「Trailer Music」や、ピチカート初のベタなクラブ仕様歌謡曲「モナムール東京」など聴き所は多い。ピチカートに何を求めるかによって激しく評価が分かれそうな作品。
○実質的なラストアルバムと見るファンも多い、終期ピチカートの傑作。シックなジャケットからも連想されるように、ヨーロッパの空気が全体に満ちており、詞の世界は彼らには珍しくシリアスなものが多い。音遊びの部分も相変わらずだが、本作は比較的野宮嬢の歌を前面にフィーチャーしている。秀曲揃いだが、淡々と重いテーマを歌った「戦争は終わった」、ベルイマンの同名映画を連想させる「野いちご」等が個人的favorite。
○21世紀初日に出されたピチカートのラストアルバム。本盤ではボーカル野宮嬢の出番が少なく、ファンの間では「番外編」と一蹴しがちな作品。だが個人的にピチカートの真髄は「音遊びの楽しさのデリバリー」だと思っており、本作は紛れもないピチカートのアルバムだと思う。ゲストも松崎しげる、雪村いづみ(!)等意表を突かれる最高の音のおもちゃ箱。雪村いづみと野宮嬢がデュエットしたシャンソン風「さくらさくら」がベスト。
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